平成最後のウインターホリデー。
特別な時間を過ごすのに欠かせないのが、特別なシャンパーニュ。
数年に一度しかお目にかかれないシャンパーニュがリリースされた。
それが、「ペリエ ジュエ ベル エポック ロゼ 2010」だ。
ペリエ ジュエといえば、ボトルに描かれたアネモネを思い浮かべる人も多いだろう。
そのボトルだけでも華やいだ気分になるが、ロゼとなると、サーモンピンクの柔らかい色とアネモネの共鳴で、さらに華やかになること間違いなし。
また「ペリエ ジュエ ベル エポック ロゼ」は、ペリエ ジュエのコレクションの中でも特別なシャンパーニュだ。
ペリエ ジュエの繊細さに赤ワインのまろやかさが寄り添うロゼ・シャンパーニュで、モナコ公国グレース・ケリー大公妃がこよなく愛したことでも知られ、
現在もモナコ公国の式典などで振る舞われている。
そのプレステージ・コレクションの中でも、特別に恵まれた年にだけ作られるヴィンテージが、4年ぶりにリリースになった。
数年に一度のヴィンテージ、しかもロゼに出会える年は稀少なので、これは見逃せない。
“シャンパーニュの芸術品”と称される「ペリエ ジュエ」は、1811年の創業以来、伝統とクラフトマンシップを守り続け、繊細でエレガントなスタイルで、フランスの中でも歴史のある老舗メゾン。
日常を魅力的なものにする「自然とアート」から深い影響を受け、ボトルには、アール・ヌーヴォーの旗手であるエミール・ガレによるジャパニーズ アネモネ(秋明菊)が描かれ、メゾンの象徴となっている。
この描かれているアネモネが日本の花であることが、なんだか誇らしくもあり、親近感も覚える。
そんなペリエ ジュエのヴィンテージは、長期の熟成期間を経て、深みのあるふくよかな口当たりと、ピュアな果実の味わいの余韻が残るシャンパーニュ。
7代目最高醸造責任者エルヴェ・デシャン氏は「複雑さとワイルドさ、エレガント感のバランスが見事な味わいのキュヴェ」と表現している。
ロゼの魅力は、その外観にもあり、明るく輝くサーモンピンクの色合いは、ボトルのアネモネとの相性も抜群だか、グラスに注いだ細かくいきいきとした泡とのコントラストも絶妙。
これは、乾杯シーンをよりロマンティックしてくれるだろう。グラスに注ぐとグレープフルーツのさわやかな香りに始まり、ベリー系の柔らかい香りに包まれる。
官能的で芳醇な味わいは、その余韻とともに、二人きりのゆったりとした時間が過ごせそうだ。
2010年ヴィンテージなので、その年が記念イヤーだったという人なら、2010年から今日までを振り返りながらシャンパーニュの余韻を楽しむというのはどうだろう。