ベルルッティ、再認識。

男服の基本は変わらずとも、男のファッションはより自由になっている。
それまでのラグジュアリーと、
新しいラグジュアリーに、差を感じるようにもなった。

 


ベルルッティは、新しいラグジュアリーだ。
1895年に創業されたベルルッティの歴史は、革新の1世紀だった。
ジャン・コクトー、イブ・サンローラン、
アンディー・ウォーホルなど、

数多くのアーティストたちを魅了した。

4代目、オルガ・ベルルッティはさらにベルルッティを改革した。
彼女の目線でパティーヌが生み出され、

ベルルッティはより個性に磨きをかけられた。

 

2005年からはバッグもスタート。
ベルルッティの世界観は、さらに自由になった男服に受け入れられた。
富裕層は、それを後押しした。
男服、コーディネートのハズしこそセンスが出るといっても過言ではない。
若い人であれば、ファストファッションの中に
一点ラグジュアリーなアイテムを盛り込むことで、
逆にハズしになったりもするが、歳を重ねるとそれは恥ずかしい。そんなオヤジならではのハズしに、ベルルッティは見事にハマった。
遊びが効いたものこそラグジュアリーで、品格を備えていること。
それがベルルッティの新しさだった。
技術や発想が新しいブランドには、
その歴史が短かろうが、時代を変え、トレンドを生み出す力がある。
ベルルッティだけじゃない、
リシャール・ミルやマクラーレンもすべてが新しい。
そして、圧倒的なパフォーマンスがある。
そんなブランドたちが、男たちを次のステージへと誘う。
ベルルッティのハイダー・アッカーマンも2シーズン目に入った。
1月のミラノが楽しみだ。

 

ベルルッティ
https://www.berluti.com/ja-jp/homepage/

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