松阪牛「1%の奇跡」は、柿安銀座別邸で。

柿安、創業明治四年の老舗だ。
ご存知だろう。
「松阪牛」や「黒毛和牛」を取扱う精肉店、
すき焼、しゃぶしゃぶの料亭としても知られている。
レストラン、和菓子店 など幅広く展開しているそれらにはあまり唆られない。
柿谷と言えば、やっぱり牛肉だ。
でも、トラディショナル・ラグジュアリーな感じも拭えなかった。
その柿安、今年銀座に出店した店がかなり話題になってる。
それが「柿安銀座別邸」だ。
10月に行く予定だったんだが、
シャルルドゴールで足止めをくらって流れた。
今月になってやっと行けた。

 

「1%の奇跡」という松阪牛中の松阪牛を使った
網焼きコースを予約した。

 


前菜からして、それまでの柿安じゃなかった。
今どきのモダン・ジャパニーズに。
メニューと合わせて見てもらいたい。
前菜のひとつひとつも良かったし、魚も旨かった。

 


語るべきは、シャトーブリアンと上ヒレの網焼き。
もちろん、松阪牛。
なんつったって、1%の奇跡。
5000頭に、50頭しかいないそうだ。
その証明書もある。
種だけ松阪で、他の地で育ててる松阪じゃないんだ。
生まれてからずっと松坂で育てられた本物の松阪牛のみを使用してる。

 

 


この分厚いシャトーブリアン、箸で切れた。
松阪牛は何度も食べてるが、それらが本物の松阪牛だったか怪しくなってきた(汗)

 


分厚いシャトーブリアンとヒレを、
ほどよく甘いタレに潜らせて、贅沢に網で焼く。
お姉さんが焼いてくれるのもいい。
会話が切られるくらい、その焼き方に見惚れてしまった。
東京でもこんなことしてくれる店はなくなった。
贅沢だ。

 


全室、個室。
モダン・ラグジュアリーな銀座別邸、服が臭くなることもない。
掘り炬燵で、足が痺れることもない。
リラックスして楽しめる。

 


洋室も悪くない。
メンバーや服で決めてもいい。

 


2人用の部屋もあった(笑)

 


余談だが、トイレにあったハンドソープがエルメスだった。
俺が一番好きなマンダリン。

 

肉は、あの柿安だったけど、
柿安銀座別邸は、それまでの柿安じゃなかった。
新しい柿安の始まりになると思う。

 

柿安銀座別邸
https://www.kakiyasuhonten.co.jp/store/detail.php?id=63

 

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