今までにない掃除機や扇風機を世に送り出し、
日本でもすっかり定着した「ダイソン」が、
ヘアードライヤーを発表したのが2016年。
その「Dyson Supersonic™ヘアードライヤー」は、
ダイソン独自の小型デジタルモーターが生み出す
パワフルでコントロールされた風で、
髪を素早く乾かすことができる。
2度目?
さらに進化、熟成し、風量と温度設定がより細かくなりました。
また、温度設定、風量設定ともに3段階で設定でき、
低温(45度)と中温(62度)の場合は、
風量を変えても同一温度だが、高温設定の場合、
強風で78度、中風で88度、弱風で100度と
温度が変わり、乾かした後のスタイリングも
適した設定にして、髪を傷めずブロー出来るのは
嬉しい機能だ。
弱風で100度になると聞くと、髪は傷まないのかと
心配になるかもしれないが、
毎秒20回温度を測定し、温度調節を行うことで、
髪が過度の熱にさらされダメージを受けることも
防いでくれる。
夏にたっぷり紫外線を浴びて、ダメージを受けた髪に
やさしく、艶も取り戻せそうだ。
ヘアスタイリストなど、その性能からプロからも支持を受けているが、より特別なモデルが、9月14日発表された。
それが、「Dyson Supersonic™ヘアードライヤー ブルー/ゴールド」だ。
カラーのヴァリエーションは、
以前から限定カラーとしていくつか展開されているが、
今回は、ただのカラーではない。
金箔が施されている!
ジェームズ ダイソン氏は、
「金は最も劣化しづらい材料のひとつです。
よって、何世紀にも渡り、数々の装飾、彫刻、
建築等に用いられてきました。
私は、金の物質的な特性に魅せられています。
私達が誇りを持って取り組むエンジニアリングと
同様に、ゴールドコーティングの工程は、
きわめて繊細な職人技能の代表例と言えます。」
と、述べている。
そして、デザインエンジニアたちが、
金箔職人の指導のもと、技術習得を続け、
試行錯誤しながら、この技術を習得。
さらに、生産効率を上げるため、
生産加工技術の模索もしたそうだが、
テクノロジーはあくまで補助的な役割でしかなく、
手作業の伝統技術に代わるものがないことも
学んだそうだ。
金箔の下地は、ゴールドコーティングの伝統に従い
赤を採用。
この下地の上に接着剤を噴射したのち、
手作業で2層の金箔を施している。
下地の赤の色は見えなくなるが、
伝統的な職人たちへの賛辞を込め、
この赤は、収納ボックスのカラーに採用されている。
付属のアタッチメントは、本体と同じブルーで統一され、存在感のある佇まいだ。
金箔ははがれやすいため丁寧に扱わなければならないが、身だしなみを整えるときに、
道具の扱いも考えられるのが紳士たるものと思えば、
自然と所作が変わるのではないだろうか。
使用中に下地の赤が見えてくることもあるそうだが、
これはまさに工芸品だからこその味わい。
レザーのように使い込むほどに自分だけの
ヘアードライヤーになるよう意図的にデザインした
というのだから、エイジングを楽しみたくなる。
Dyson Supersonic™ヘアードライヤー
ブルー/ゴールド
60,000円(税抜)