特別連載 Vol.8 リシャール・ミル伊勢丹新宿

-リシャール・ミル正規取扱店特別連載-

Vol.8 リシャール・ミル伊勢丹新宿店

毎月全国のリシャール・ミルの正規取扱店舗の魅力を紹介する連載企画。
第8回は、2019年12月にオープンしたリシャール・ミル伊勢丹新宿店です。

トレンド発信地!伊勢丹新宿店がいざなうリシャール・ミルの新境地!

「リシャール・ミル伊勢丹新宿店」は、昨年の12月にオープンした最新のコンセプトブティック。お洒落に敏感でセンスの高い人たちが集まる“ファッションの伊勢丹”で、注目を集めている。ストアマネージャーの鈴木崇也氏に、新店舗について伺った。

リシャール・ミル伊勢丹新宿店の3つの強み。

1_伊勢丹新宿店の時計ショップ内には約70 のブランドが集い、気負わずに時計の世界を堪能することができる
2_ 東京のトレンドの最先端を走る伊勢丹新宿店ならではのファッション感度の高い顧客層にアクセス
3_ 新宿というアクセスしやすい立地のため幅広い客層が多く来店

伊勢丹新宿店本館5階=ウォッチの一角に構えるブティックは、世界各国のリシャール・ミルブティックと同様のデザインが施されており、落ちついた空間が広がっている。
「路面店とは違って間口が広く、扉がないので気軽にお立ち寄りいただけるのは、百貨店ならではの利点だと思います。興味があったけれど、なかなか踏み込めなかった、というお客様にリシャール・ミルをご紹介できますから。もちろん、お買い物のついでにたまたま時計ショップにいらしたお客様にリシャール・ミルを知っていただくこともできるので、新規のお客様がいらっしゃる機会は多いと思います」と鈴木氏。
約70のブランドが集う伊勢丹新宿店は、古くから“ファッションの伊勢丹”として知られており、トレンドに敏感でファッション感度の高い人が多く来店するという。「リシャール・ミルを知らなかったお客様は、やはり時計が高額なことと、店頭に並んでいる本数の少なさに驚かれますが、リシャール・ミルがどういう時計なのかをご説明すると、たいてい納得していただけます」。
また、幅広い客層の来店が多いのも特徴だという。「身につけるアイテムへのこだわりが強く、ご自身のライフスタイルをSNSで発信されているような方が多いですね」と鈴木氏。トレンドに対する意識の高い人たちが集まる空間にもなりつつあるようだ。
鈴木氏が考えるリシャール・ミルの魅力について聞くと、「たとえば、ネジひとつとってもものすごくこだわっていて、グレード5のチタンでつくっている。普通はネジからつくったりしませんよね。ひとつひとつにそれだけこだわったパーツの集大成なのですから、リシャールさんのコンセプトに沿った時計をつくろうとすると、マンションが買えるような金額になってしまうこともよく分かります。その一貫したこだわりに魅力を感じますね」と鈴木氏。
「今後も、一切の妥協をせずに、こだわりを貫き通して欲しいです。リシャール・ミルオーナーの方たちも、そこに魅力を感じていると思いますので」

リシャール・ミルのアートディレクションチームがつくりあげた、曲線的な空間を再現。特徴的な光を取り入れたデザインも随所に施され、世界各国のブティックと同じ雰囲気を体感できる。ブティック内には、優れた機能と操作性を備えたマルチタイムゾーン調整機能搭載のワールドタイマーや、女性のために開発した自社製キャリバー搭載のレディスモデルなどを展示。
*2020年2月12日時点での表示価格の商品となります。予めご了承ください。

RM 63-02 オートマティックワールドタイマー
1870万円(税別)

RM 07-01 レディスオートマティック
2260万円(税別)

ストアマネージャー鈴木崇也氏が一押しするリシャール・ミルとは?

RM 020 トゥールビヨンポケットウォッチ。

「懐中時計なのにデニムでもOK。オンオフ問わず楽しめます」鈴木氏
リシャール・ミル初のポケットウォッチ。専用のスタンドに立てればテーブルクロックとしても使用できる。優れたリューズを装備しており、チェーン、留め金、リューズカバー、スタンドの製作には580もの工程を要しており、189個ものパーツが使われている。
「オフの時に、普通の懐中時計は使いづらいものですが、このモデルはオンオフ問わずに着けられて、しかも単純にカッコいい。大きくて迫力もあり、RGxチタンなのでしっかりとした重厚感もあるチェーンのデザインにもリシャールさんのこだわりが感じられます。バレルのデザインも美しいです」(鈴木氏)

RM 020 トゥールビヨンポケットウォッチ
ケースサイズ:62.00㎜×52.00㎜×15.60㎜
ケース素材:18KRGxチタン
ムーブメント:手巻きトゥールビヨン
パワーリザーブ:約10日間
発売時期:2008年
価格:6250万円(税別)

そして、歴代のリシャール・ミルの中でもっとも印象的なモデルについて伺うと、
RM 68-01 トゥールビヨン　シリル・コンゴだという。
鈴木氏が驚いたという、色鮮やかにペイントされたムーブメント。特殊なエアブラシを考案し、チタン製パーツに付着して変質しない塗料も開発して、キャリバーの重量バランスを崩さないよう最小限の塗料で仕上げている。
「アナログの機械式時計と現代アートとが見事にマッチングした時計」と鈴木氏。
ストリート・アーティスト、シリル・コンゴとのコラボレーションモデルで、このモデルのために開発した特殊な塗料や道具を駆使して、ブリッジや地板の上に色を塗り、前代未聞のアートピースをつくりあげている。
「精密機械である時計のムーブメントに塗料をのせるというのは、それだけで厚みや重量が変わってしまうので、時計に携わる人間としては考えられないことでした。それが、きちんと動いていて、なおかつ非常に美しいというのが衝撃的で、本当に感動しました」(鈴木氏)