疲れた時の、ほっと一息ティータイム。
おいしいスイーツでリラックスしたくなるのは、
女性のほうが多いのかもしれない。
ちょっとした差し入れが、記憶に残るものなら、
株も上がる。
特別なスイーツなら、きっと喜ばれるに違いない。
といっても、世界的に有名なスイーツブランドの
多くが都内で手軽に手に入れられる。
もちろん、それも悪くない。
だが、知る人ぞ知る世界的なパティシエのスイーツなら、
話題性もあり、喜ばれること間違いなし。
あのアラン・デュカス氏が、絶賛したという
日本人パティシエ、波多江篤氏が独立し、
2019年7月26日オリジナルブランドを立ち上げた。
それが、「Atsushi Hatae」だ。
アラン・デュカス氏が、ピーチメルパとミルフィーユは、
世界一と絶賛する波多江氏のスイーツ。
彼が考案したミルフィーユ・パニーユは、
世界各地のアラン・デュカスのメニューに採用されたというから、
これは期待が高まる。
アラン・デュカスの元を離れてから、
パリのル・ムーリスやホテル・プラザ・アテネに勤務後、
2015年に帰国し、ドミニク・プシェ・トーキョーの
シェフパティシエに就任。
その後、記憶にずっと残るようなお菓子を届けたいと、
今年、自身のブランドを立ち上げ、
なんと都内に同時に3店舗もオープンさせた。
淡いブルーが基調の店内は、ゆったりとしたスペースで、
時間の流れまで違って感じる。
買い物帰りに立ち寄り、店内で一緒にスイーツを選びながら、
食べるのもいいが、店内のイメージそのままのボックスで、
テイクアウトしたら、この雰囲気まで伝わる気がする。
残念ながら、ピーチメルバとミルフィーユは、
ショーケースにはなかったが、
ピーチメルバと同じ技法を使ったバニーユ・フレーズが、
看板商品らしい。
苺からエキスだけを抽出したジュレとバニラのババロア、
バニラのバタークリームを9層に重ね作り上げた逸品。
各素材を薄く丁寧に9層に重ねることで、
素材同士の最適な調和が実現するそうだ。
アランデュカス氏から学んだ技法と、
「たとえそれが2割だったとしても材料のなかで
本当に必要な部分だけを使用する」という、
味の追求のための信念を詰め込んだケーキだ。
日本国内で、この種類の本物の生菓子を食べられるのは、
Atsushi Hataeのみだと考えている程の自信作。
カラフルで、どれを選んでも目でも楽しませてくれるケーキのほかに、
ヴィエノワズリーやショコラ、焼き菓子などのスイーツも並んでいる。
もしも甘いものが苦手なら、クロワッサンなどのヴィエノワズリーや、
洋酒がしみ込んだフィナンシェのほか、焼き菓子もいいだろう。
一言メッセージをつけて差し入れするもよし、
もし、約束をうっかり忘れてしまったお詫びなら、
花束と一緒に贈っても、負けないくらいの華やかさと
おいしさがあるAtsushi Hataeのスイーツ。
香りを最も重視して作られるケーキは、
「ああ、あのときの」と、何年か後に食べた時に
思い出してもらえるかもしれない。
想い出の1ページになれそうなスイーツ。
贈った日が、もしかしたら、新たな記念日になるかも。
Atsushi Hatae
https://atsushihatae.com/